読書メモ『14歳からのマーケティング』
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著者 中野明
マーケティングの定義
ニーズに応えて利益を上げること
ニーズに応えて利益上げない
→慈善活動
ニーズに応えず利益を上げる
→詐欺
マーケティングの手順は「ちせたぽマジか」
ち→調査(利益を上げるための戦略を考える)
せ→セグメンテーション
た→ターゲティング
ぽ→ポジショニング
マ→マーケティング・ミックス
ジ→実施
か→管理
調査
外部環境と内部環境
外部環境を調べる枠組み
→ライバル、新規参入者、代替品、売り手、買い手
内部環境を調べる枠組み
→バリューチェーン(価値連鎖)
=価値を生み出す工程
外部環境を調べる枠組みの5要素は
マイケル・ポーターのファイブフォース(5つの競争要因)に基づくもの。
顧客価値=ベネフィット/コスト
調査結果から戦略を立てる時の4つの視点
→強み/弱み、機会/脅威
STP(セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング)
セグメンテーション……
市場を細分化すること
ターゲティング……
どのセグメントにフォーカスするか
ポジショニング……
そのセグメントにどうアプローチするか
差別化を行う
STPの応用
STPを意識することで顧客の満足度を上げたり、新たな顧客を創造できる。
一方で、STPを意識することにより新規参入を防ぐこともできる。
成熟商品
セグメンテーションされ尽くされた商品。
これ以上新しい顧客を生み出す余地がない。
成熟商品には「4つのアクション」
取り除く
減らす
付け足す
増やす
ex.タブレットPC
マーケティング・ミックス=4P
場所 Place←流通経路
値段 Price←価格
製品 Product
広告 Promotion←促進活動
Product
機能価値…
ブランド、デザイン、特徴など
顧客価値の3段階
1基本製品
2期待製品
3潜在製品
顧客価値を高めるには機能価値を高める必要がある。並行してコストを抑えることも重要。
可謬主義……
限りなく完璧に近づくこと目指す態度。
Price
顧客ファーストの価格
価格-原価=利益
(原価のコストを減らすことによって利益を上げるという考え方)
おとり
p142~152のソラシドソファの話はとても鮮やかな説明で少し感動した。
ある商品を売る時、それより少し高いもう一方の商品を並べることで、客は購入に踏み切りやすくなる。
高い方はそれよりも低価格の商品に客を誘導するためにあるものなので「おとり」と呼ばれる。
価格差別
ex.コンビニとスーパーを比べるとスーパーの方が商品の値段は安い。が、人は「近い」とか「24時間」とかいった理由から多少高くてもコンビニで買い物をする。
コンビニの場合、利便性のコストを上乗せできるため、値段を高く設定できる。
この値段の違いが価格差別。
Place
ネット通販、フリマアプリの出現で流通経路は大きく変化した。
ex.ショールーミング
実店舗がショールーム化する
「Googleはスゴい」と漠然と知っていたけど、
6日目の章を読んで、Googleが実際どうやって収益を発生させているのか知った。
AIDMAとAISAS
購買に至るまでの過程を表す
AIDMA: 注意→興味→欲求→記憶→行動
AISAS: 注意→興味→検索→行動→共有
現在はAISASが主流
……ディスプレイで広告する仕組み。広告の切り替えや動画での広告が可能で、電車内でなんとなく見てしまうあの画面もデジタルサイネージの1種。
PR(パブリック・リレーションズ)の種類は
「PENCILS」
PRは信頼性が高い←第三者を通しているから